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東京大学 大気海洋研究所 浮遊生物分野のブログ ホームページはこちらです→http://www.ecosystem.aori.u-tokyo.ac.jp/plankton/index.html


by plankton_ori

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航海終了

34人の研究者が乗り合わせた白鳳丸航海KH-10-01が無事終了しました。18日間と短い航海でしたが、天候にも恵まれ、大きな成果を得たのではないでしょうか(多分)。
航海は、初めにJAMSTECの係留系を回収し、30N-15Nで4点、CTD、プランクトンネットなどによる定点観測を行い、15Nから東シナ海にかけて曳航体を引きながらの、大気海洋の連続観測をし、東京に戻ってきました。
最近、亜熱帯の航海を比較的良くやっています。というのは、亜寒帯に比べると研究が少なく(日本近海で)、十分理解できていないと感じているからです。その成果か、窒素固定、低濃度栄養塩の分布、動物プランクトン生活史など、興味深いことが解ってきました。
南の航海は、生物が少なく変化に乏しいですが、その反面、青い海で太陽を浴びながらの観測で気持ちはいい。

当分野からは、PDの宮本さんがヤムシの「分子手法を用いた生物地理」、安木さんが「台風通過が生物群集に与える影響の実験」で乗船し、多分、良い結果が得られたと思います。

忙しかったけど、通勤はないし、良いメンバーにも恵まれ、楽しい航海でした。
TSU
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観測のかなめCTD採水システム、5000mを超す深海からも採水できます。
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今回は船上培養実験が多く、多くの水槽が並びました。
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濾過で大忙し
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宮本さんはカッター部の経験を生かし、作業艇でのマイクロレイヤー観測のお手伝い
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たまにはこんな夕べもあります。
by plankton_ori | 2010-06-07 18:18 | 近況

Eucalanus

T先生が白鳳丸に乗船中のためブログの更新が滞っているので、私の研究の話でも。。。

現在、EucalanusとRhincalanus(ともにEucalanidae科)というカイアシ類の分布と生活史を調べています。Eucalanidae科に関しては、ハワイ大の研究者が分子で科内の系統関係を明らかにしていることに加えて、「休眠を伴う季節的な鉛直移動」を行う生活史を持つ種がいることが知られています。特に太平洋では、親潮域を中心に高緯度海域に出現するEucalanus bungiiについて良く研究がなされています。

一方、中緯度海域にも他のEucalanidae科の種が分布しているのですが、それらの生活史はほとんど判っていないのが現状です。なので、まずは手始めとして、E. bungiiの近縁種であるE. californicusとRhincalanus nasutusという種類に関して解析を行っています。これらの内容は、近々それぞれ論文になる予定です。

さらに、同科内の他の種類も解析を行っていますので、ゆくゆくは既報の系統関係の結果と各種の生活史を付き合わせてやれば、同科内での生活史生態の進化の道筋が見えてくるかも?と考えています。

下の写真は、Rhincalanus nasutusの雌成体です。
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Shimo
by plankton_ori | 2010-06-01 13:28 | 研究の話