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東京大学 大気海洋研究所 浮遊生物分野のブログ ホームページはこちらです→http://www.ecosystem.aori.u-tokyo.ac.jp/plankton/index.html


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寺崎先生

昨日今日と寺崎先生のお通夜、お葬式でした。

ずっと受付をさせていただき悲しさが紛れていましたが、ご焼香、ご出棺中に先生とのいろんな出来事がどんどん思い出されてきて、涙が止まらずに困りました。

あれほどお元気で生気にあふれていた先生があのように突然に逝ってしまわれるとは、人の命はかくも儚いものかと感じざるを得ません。

私は大学院生時代を通して指導教官が三回変わりました。初めは根本先生、その次に寺崎先生、そして川口先生です。寺崎先生は私の修士論文の指導教官で、学位論文の指導教官ではありませんが日頃から私のことを自分の弟子だとおっしゃってくださっていましたし、私もそのつもりでした。私を育てて下さったのは寺崎先生と川口先生だと思っています。

豪快さとある種強引なイメージもあった先生ですが、一方ではとても優しくて暖かい先生で、私のような末端のものにまですごく気を遣われる先生でした。

私が院生時代に弟が北海道で交通事故に遭い重傷を負ったときに、手持ちの現金をすべて私に渡して下さり「西川君、これで北海道に今すぐ行って来なさい」とおっしゃってくださいました。

学位論文提出二週間前にオーストラリアから帰国途中で手書きの図表十数枚を航空会社が紛失し、半分パニック状態でオーストラリアの先生にFAXして論文提出が遅れるかも知れないとご報告したときにも、すぐに「西川君、大丈夫だからまずは落ち着きなさい」と返信して下さいました。

数年前にスペイン出張の折にサッカーユニフォームをお送りしたところ、特徴のある字を書かれる先生から直筆のお手紙をいただき、それは私の宝物です。

私の結婚の報告に、真っ先にお祝いのお言葉と心のこもった記念品を届けて下さったのも先生ですし、3月末の結婚パーティーを地震の混乱が続く中なので中止にした方がよいと考えていたときにも、「いや、やりましょう」と力強くおっしゃられたのも先生です。研究室のそうそうたる方々に来て頂き、我々の一生の記念になりました。

これから今までお世話になったご恩返しをと思っていた矢先のあまりに早いご旅立ちに、とても悲しく、とても残念で、とても悔しい思いで一杯です。

先生、もっともっと長生きしていただいて、一緒にお酒を飲ませていただきたかったと思います。ご鞭撻を賜りたかったと思います。こんなに突然に逝かれてしまっては不肖の弟子はどうしてよいのかわかりません。

先生、いままで本当にありがとうございました。

西川 淳
by plankton_ori | 2011-08-08 18:37 | 近況

巨星堕つ

当研究室OB、寺崎誠名誉教授が8月4日、亡くなられました。
享年68歳、短すぎる生涯と言わざるを得ません。

寺崎先生は、海洋研究所にあって、国際研究センターの立ち上げ、国際沿岸研究センターの拡充改組、新白鳳丸の建造を牽引し、所長としては、海洋研究所の柏キャンパス移転の筋道をつけた、まさにブルトーザーのような実行力をもった剛腕研究者でした。また、東大ボクシング部に始まり、現在では日本アマチュアボクシング協会副会長を務め、ボクシングの振興と発展に尽力されてきました。

また、剛腕と申し上げましたが、非常に繊細な気配りをする先生でもありました。学生時代のボクシングの試合を見た人によれば、非常に美しいアウトボクシングをする選手だったと聞いています。しかし、先生はファイターであり、剛腕であることを好まれたように思いますので、今日は、剛腕でファイターであった寺崎先生を見送りたいと思います。

私が修士の学生だったとき、大槌湾で調査船を操縦していただいたのは先生でした。
世界一周航海で20人分のパスポートを腰に巻き、治安の悪いティファナの町にビザを取りに行ったのも先生でした。
博士論文審査の時、想像もしなかった質問で度肝を抜かれたのも先生でした。
今まで食べた鮨でもっとも美味しい鮨をごちそうになったのも先生でした。
航海のマネージメントを身をもって教えていただいたのも先生でした。
研究者としての生き方、人生の楽しみ方を教えていただいたのも先生です。

本当にありがとうございました。
津田敦
by plankton_ori | 2011-08-06 15:05 | その他